◼︎ 姿勢 …骨格や体格に逆らわない。 無理、無駄、ムラ(雑)を省いていく。 ◼︎ 所作 …基準は「美しさ」。 「美しさ」とは、歴史の試行錯誤が結晶化したもの。実用的であり、無駄が無く省略されている。 人に心地よく、優しく、豊かに、前向きにする。 静かな自信となり、縁を紡ぐ力にもなる。
◼︎ 仕草の速さ …ゆったりのびのびと。余韻を残す。 「ゆっくり動き出し→少し早く→ゆっくり動きを終える」。
◼︎ 呼吸 …呼吸に合わせて全身で動く(動きに呼吸を合わせるのではない。呼吸主導)。
・腹式呼吸 吐く…肛門を締めて上に。腹を凹ませる。 吸う…腹を膨らませるように。横隔膜を下げて肺を広げる。
・胸式呼吸 呼吸を止めない=動きも止めない。 呼吸を整える=心を整える。
例)呼吸主導の動き(お辞儀) 吸う(お辞儀)→吐く(止める)→吸う(起き上がる)
︎ 応用 <立つ→跪座→正座> ・男性:上座の足(左足)を半歩まっすぐ引く ・女性:下座の足(左足)を半歩まっすぐ出す ・息を吸いながら真っ直ぐゆっくり上体を下ろす。 ・跪座の姿勢から利き足の親指を重ねて正座。
<正座→跪座→立つ> ・息を吸いながら跪座。 ・腰を伸ばしながら右足を踏み出す(足先は膝より前に出さない)。 ・上体を真っ直ぐ上に伸ばす。 ・踏み出した足の膝が伸び切り、踵が床につくのと同時に、後ろ足を揃える。