◉食
<栄養学>
・エネルギー源となるカロリー栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)…食物を焼いて、ある一定量の水の温度を1°C上げる時の熱量を1kcalと規定。
・生理機能を調節する微量栄養素(ビタミン・ミネラル)
・食品中の栄養素の研究(食品管理栄養学・食品分析栄養学)
・生体内での栄養素の働きの研究(臨床栄養学・生理栄養学)
・栄養素以外の要因の研究(腸内細菌)
<陰陽論>(東洋思想)
個々の栄養素ではなく、食べると身体が温まる(陽性)食べ物、冷える(陰性)食べ物、どちらでもない(中庸)食べ物というように、食物の持つ陰陽中のバランスを考えながら食べて、健康を維持・促進しようというもの。医食同源。
※現代の先進諸国においては、食べ物不足で病気になるというより、食べ過ぎや生活習慣が病気の要因と言われる。
陰陽論をベースに、
→食べる量は少な目に(腹3分目〜7分目…胃が容易に消化できる量)。
→身土不二の原則(生活している土地で採れる旬の穀菜類を中心にして、身体に合うものを食べる)。
→一物全体(食物はその一部を食べるのではなく、できるだけ全部食べる)。
→陰陽調和。食べ物を陰陽中に分け、季節や体調とのバランスを考えて食べる。
→食べ物の種類(歯の形状…穀類5、野菜2、肉1)。
・陰陽論とは?
→万物、森羅万象は、相対し相応じる「陰・陽」二つの気の相互作用によって、生成・発展・変化しているとする考え方。
・陰陽中とは?
→「陰」とは、統一・潜蔵・調和であり、「陽」とは、発現・発展・分化。これら相対し相応じる陰と陽を、まとめながら一段上に発展させたものが「中」。
・旬の食材は?(自然の知識)
→春
野菜:キャベツ、春菊、ニラ、ソラマメ、玉ねぎ
野草:セリ、ミツバ、ヨナメ、ツクシ、カンゾウ、ヨモギ、アザミ、フキノトウ、コゴミ、ノビル、フキ、アサツキ、タンポポ、ハコベ、雪の下、ハハコグサ、オオバコ
果物:夏みかん、イチゴ、サクランボ
魚介:アナゴ、ヒラメ、
・陰性、陽性、中庸の食べ物は?(知識)
→
・免疫を上げる食べ方とは?(克己、節制)
→節食、少食
・体調とのバランスをとる食べ方は?(養生の知識)
→陰なら陽、陽なら陰
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