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東洋倫理概論を読む

◇ 東洋倫理概論第11回••••••第三編 立命
・命…絶対的なもの。普遍と変化について、運命を宿命論ではなく立命論から、再度考えてみてください。
cf.西郷隆盛の「敬天愛人」、「人を相手にするのではなく天を相手に仕事せよ」。

・了凡と禅師との対話から、立命論というのは積極的態度、建設的思考、負けじ魂が大前提であり、造化(生成化育)の働き(仁)から、 再度人生を処していく態度を考えてみて下さい。

・淡…「茶」の話(甘み→渋み→苦味…偏味→偏りの無い味、他と比較できない深い味→無味…淡)

・生死の覚悟…軽々しく生死を説いてはならない。仁を本とすれば、死は悼ましく生は楽しいもの。死者に対する情と礼は、最も人生において厳粛な問題。
生死は「時」であり「順」。

・今…永遠の今。未来は今の中にしかない。

・武士道の生死の覚悟…「葉隠(山本常朝)」「武士道(新渡戸稲造)」「武道初心集(大道寺友山)」 「五輪書(宮本武蔵)」「不動智神妙録(沢庵)」「弓と禅(オイゲン・ヘリゲル)」等参照 六中観…「死中有活」→死ぬ気で事に当たらなければ、生き残れない。
ここは、とても重要なテーマでした。

・死の覚悟…生活からふざけた心を一掃すること。ふざけた心を一掃しなければ真情(まごころ)も出てこない。 死を覚悟するからこそ生を愛する。
恋愛がしばしば軽蔑されるのは、恋愛の否定ではない。恋愛に遊戯が多いから。

・報恩感謝…行動にならなければならない。造化に徹する。誠実。無我。喜神。感謝。陰徳。元気発剌。
※感謝は教養であり、従って相手に求めるものではない。

大変お疲れ様でした。再度、自力での読了をお願いします。
今後は、四書五経、人物に学び、位育参賛の実践に努めて下さい。
1クール最終講、改めて大変お疲れ様でした。

FEG勉強会2クール目は1月9日(土)から行います。3月末までの3ヶ月間は四書五経の1つ「論語」を行います。

テキストは
論語
岩波文庫 金谷 治 訳注 を使用します。

例)四書五経「論語」里仁第四
子曰はく、君子は言に訥にして行いに敏ならんことを欲す
訳(君子は言葉は遅くして軽々しく発せず、行動は務めて敏捷にしようとする)

…君子(徳人)の言行に対する態度だが、この態度を掘り下げて考えてみる。

悪人との比較…悪人は積極的で他罰的、よく団結する、実行力に富み、強かに利を掴み取る。対して善人は遠慮がちで、 妥協的態度が多い。従って悪人とやり合えば、ほぼ負ける。

が、それで良いわけがない。
弱い犬ほど良く吠える。沈黙は金とも言う。君子は言に訥でいいが、行いの「敏」とは、「俊敏・活発」等と訳されることが多い。 しかし、孔子ともあろう人が、ただ君子の定義らしきものを言っておしまいであるはずはない。 しかも、定義と「仁」はあまり関係がない。こういう訳で良しとするのは、訳者が善人であるからだろう。

しかし、常に悪人を凌駕する君子であるための「敏」であるべき。

「敏」の本義は、「自分の人生を美しくするために、仕事のために、友人のために、世の中のために、できるだけ気をつけよう、 役にたとう、まめにつくそうと心身を働かすこと」。
そのためには、妥協的態度や遠慮がちではダメだ。どんな邪魔であっても踏み潰して、信念に基づいて断固として行う胆力・負けじ魂の発現が「敏」。

→訳)君子は平常の熟慮・工夫を怠らず、機に即応して鋭く強く豪胆に行動し、悪人を凌駕していくもの。


第11回(最終講)FEG勉強会、お疲れ様でした。

人間の敬や恥という徳や仁という根源から、造化や生成化育・位育参賛という千変万化へと広がり、 また仁へと統合されていく諸行無常の流れと諸法無我のつながり。

東洋倫理概論を通じての活学を一言で表す最適なことばを受講生が教えてくれました。それは、 「不思議…」。

小賢しく分かったふりをするのではなく、「不思議!」と感嘆する心に、敬も恥もワクワクもドキドキも、好奇心も想像力も、 そして仁も義も喜神も包まれてしまうように感じます。

少林寺拳法の開祖も「すべては人の質」と言ったように、人格を鍛錬陶冶していくことの意義は計り知れません。
実花を咲かせるための専門知識や技術の鍛錬と同様に、根を深く張り巡らせるための人格の鍛錬は、自分の生き方の進歩のためにも不可欠でしょう。

自信とは、長年継続してきた「行動」に付くものです。学問が活学に変わり自信となるには「継続」が必要です。
これからもお互い切磋琢磨して、自己を磨き、自分の環境を豊かにし、社会に尽力して行きましょう。

3ヶ月に渡る勉強会、大変お疲れ様でした。







論語1-9 「終わりを慎み、遠きを追えば、民の徳厚きに帰す」
意訳)…過去(終わり)とは単に過ぎ去った時間ではなく、無限に蓄積された先哲の宝庫。現在は過去と結びつき、過去は現在の教訓となる。
現在は過去に養われ、豊かな未来を開花させる。自ずと人は過去に対し謙虚になる。

→ ここに、古典に親しむ意義がある。
惜しみなく無限に湧き出る酒(教訓)は、我々が味わい、未来を開花させ、後進に伝えるために、膨大な数の先人が、悠久の時間をかけて育ててきたものだ。

勉強会 メモ
古典は、人がどうあるべきかを教える。また歴史は、過去の人物や行動に現れた哲学。
つまり、古典や歴史は、我々が日常生活・社会生活に活かすべきもの。

だから、古今東西の教えを請うて原理原則を示し、己を修養・陶冶する。また、現在の時事に引用・応用することで未来を開花させていくことに、 躊躇する必要はない。
FEGでも、積極的に引用・応用し、位育参賛していく。

(古典を)学ぶ意義
日常生活・社会生活の中において、つまり、今居る場所で、すべき事に取り組みむことで、自己の実現と自己発展することが、 自分のためであり他のためにもなる。

その前提として、政治・経済・思想・教育…人間の思想や哲学には、今までになかった新しいものは何もない。歴史は繰り返すと言う通り、 その根本的な要素は「論語」「孟子」「史記」「言志四録」等古典にことごとく書かれている。
私達は絶え間ない創造を繰り返しているが、それは不変なるものから時代や社会、環境に応じた絶えざる変化だ。

例えば、「易経」はこれを徹底して説明している。朱子の書物を読むと「易」に三義ありと言い、易はまず「変わるもの」であり、変化の根底には 「変わらないもの・法則」があり、また「単純明解なもの」であると説く。
変化の底には不変のものが流れているから、変化に徹すれば、必ず不変なるものに到達する。
その不変なるものを、古典や歴史…例えば易経を含めた四書五経等を通して会得する。そして実践を重ね、人物から学ぶ。
私達は学びながら飛躍する。

深い根っこを養うために古典や歴史を学び、太い幹を養うために人物を学び、
豊かな枝葉を繁らせるために専門知識や技術を学び、
そして、多くの実花を実らせて、次代へつなげていく。

「学ぶ」ことの意義は、修養を通じて、その人格を強く深く豊かにしていくことにある。

→大衆は損得で動く。しかし、各々が損得で動けば、組織も国家も混乱に陥る。そこで、損得ではなく、仁義・道に基づいて、 組織や国家を先導するリーダーが必要だ。

枝葉(知識・技術)を豊かに伸ばし、実花(成果)を出す事は当然だが、それらは幹と根(仁義・道)から生まれ、支えられている。

我々の行動は知識・技術を土台とするのではなく、仁義・道が土台であることを確認し、それらを練磨するために、継続して勉強会を開催する。

その土台(仁義・道)を養うテキストとして今回使用するのが「東洋倫理概論を読む(安岡正篤 著)」。

・1回30頁前後を輪読し、意見交換
・休憩を挟んで2時間
・週1回(土曜日9:00~11:00、21:00~23:00 日曜日9:00~11:00、21:00~23:00の4コマ中1回参加下さい)
・1クール全13回(約3ヶ月)
・1クール第1回目、10月17日(土)21:00、18日(日)9:00、21:00
・初回、筆記用具のみ持参で可
・参加費 FEG会員無料 会員外参加者1回¥500
※枝葉だけではなく、幹や根という根幹部分に焦点をあてた今回のFEG勉強会。
しっかりとした土台を作る事で、そこから開かれる枝葉はより一層豊かにすることが可能です。皆さんのご参加、お待ちしています。

第4回勉強会追加事項
道を歩むとは、造化に徹すること。
pp407〜416 参考にして下さい。

pp246〜282 職業についても一読願います。

日常生活・社会生活・道。足元から日々積み重ねて力強く豊かに。

造化→位育参賛→たすける→職業→仁→出処進退→義・利・礼・中→器度(器量・度量・骨力)

『講孟箚記』(こうもうさっき)
吉田松陰がペリー艦隊に密航を試み失敗し、長州、萩城下の野山獄で囚人の身であった時、囚人達に孟子を講読した講義録・読後感・批評をまとめたもの。 この囚人達を相手に、いかなる時でも学問は肝要だと言い、当時24歳の吉田松陰が『孟子』を講義した。
1,000ページを超えるが、大変お勧め。

第5回勉強会追加事項
次回は、「至尊及び社稷…」pp121〜184について行います。事前に一読をお願いします。

復習
参照pp200〜212

第6回勉強会追加事項
古典、人物に学ぶとは。

〜「講孟箚記」より〜
伯夷(はくい)の清潔と、柳下恵(りゅうかけい)の融和とは、それぞれ極端であると言っていい。伯夷の清潔は潔癖のあまり度量の狭さとなり、 柳下恵の融和は協調のあまり無作法に陥る。

人にはそれぞれ個性があるものであるから、古人を学ぶに当たっては、自分の性質に近いところを学び取る…つまり、自分にとっていいとこ取りするのがよい。

柳下恵に似た人は、他人に対する態度は寛大温厚にし、自分に対しては厳しくする。つまり、柳下恵の性格を主体にして、これを伯夷の性格によって補う。
伯夷に似た人は、この逆になる。

両方を備えた人物はいるか?いる。「論語」にこうある。「仕(つか)うべきなら仕え、止(や)むべきならば止め…」これは孔子の態度。

「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」 (孟子)

今朝の勉強会で、これをどう解釈するかと問われました。

「こちらが誠の心を尽くしても、感動しなかったという人には、未だ会ったことがない。 誠を尽くせば、人は必ず心動かされるものである」と言う意味になります。

…しかし、私は全くの誤訳でこの文を解釈しています。
思うところがあり、そちらも伝えました。

誤訳)「誠(道理)を会得しても動かないでいる者は、いつまでも有用な人財とはなり得ない。
そのままでは存在する価値のない者である」。

日曜日、皆楽しんで。

今朝は、「尊王攘夷」を唱えた吉田松陰の「講孟箚記」「留魂録」に話が転がっていきました。

吉田松陰、最初の入獄は1年2ヶ月。
「獄舎問答」の記録によると、囚人たちを相手に外交問題、国防、民政…更に「孟子」講義へと発展した。獄内の空気は松陰の入獄により、 学校の観を呈したと言われるほどに一変した。

当時、入獄すれば出られる見込みはゼロに等しかった。そんな環境下においてさえ、己の生き様をブラすことなくしっかりと貫く。
「どんな環境下でも自暴自棄になることなく己の生き様を貫くならば、己の死後も、その遺志を継いで立つ後進が現れるかもしれない」。 そういう覚悟は当たり前にあったのではないかと推察する。

松陰の読書量も大変なものだ。出獄するまでの1年2ヶ月で554冊。翌年505冊。翌々年385冊。3年で約1,500冊読破。その上に 「幽囚録」「野山獄文稿」「回顧録」…計45編の著述を完成させている…。

大学時代には、自分にも部活の後輩にも、4年間で1,000冊の読書を義務とした。筋肉バカ・専門バカの弊害を回避するためだった。 3年で1,500冊に比べれば甘い設定だ。 今なら当時の必読書に「史記(130巻)」「資治通鑑(294巻)」「日本外史(22巻)」を入れたと思う…。







 東洋倫理概論(安岡正篤 著)を副読本として行っております。
◇ 第11回 FEG勉強会「東洋倫理概論」最終講 ••••••第11回 FEG勉強会「東洋倫理概論」最終講
「主体的・能動的」に考えて行動していくことが、成長・共栄・調和への歩みとなる。 もちろん大変なこともある。それは「気付いた人ほど、背負うものは大きい」ということだ。が、私たちにはかえって望むところだろう。
造化・生成化育・位育参賛の徳(仁)に鑑みれば、卑怯・臆病・怠惰な態度は厳に戒め、元気溌剌として歩まなければならない。 また、強さと優しさ、厳しさと寛容さ(余裕)という、一見相対するものの両立が私たちには不可欠であることは、「陰陽」「中」という概念からも自明だろう。
最終講は、「東洋倫理概念」全般について、幾つかの「問い」を提案する。検討して考えを深める(長期的、多面的、根源的に考える)契機として頂きたい。
例)・どんな状況にも感謝というけれど、過去最悪の時に感謝しながら採った行動はどんなものだったか?感謝と忍耐・諦めを混同していなかったか?
・1+1=2という常識が通用せず、3や5になるとしか考えられない相手や場所ではどう振舞うのが仁なのか?
・自己の「臆病・卑怯・怠惰」な態度や習慣を打破していくための日々の習慣や、物事への取組み方を持っているか? 他。
成長・共栄・調和にむけて、
日々、新たな覚悟を決め、大きく深く自己を全うしていきたい。
※覚悟…卑怯・臆病・怠惰・欲望等を捨てること。







◇ 第10回勉強会 ••••••第10回 FEG勉強会
第三編 「立命」お疲れ様でした
境遇の自得について、「命」は宿命論(定まっている)ではなく運命論(不易を踏まえ、自ら切り拓く)であることの 意味を再度熟考願います。

知識(理解)→見識(判断)→胆識(実行、克己)
※「胆識」にすることが肝要。

生死の覚悟について。松尾芭蕉の覚悟→死生観→仁→真心→今に集中→姿勢
参考)
・武士道(新渡戸稲造)
・会津藩校日新館
・武道初心集(大道寺友山)
・葉隠(山本常朝)

次回、第三章 報謝の生活(pp407〜416)と、まとめを行い1クール終了とします。







◇ 第9回勉強会••••••第9回 FEG勉強会、お疲れ様でした
衣食と職業について、
「仁(生成化育、造化の徳さは」と、「位育参賛(自らの特性や持分を生かし努力することで衣食し、社会に参加してその進運をたすける)」 から工夫・熟考してみて下さい。

8代将軍吉宗公は、誠」であっても精神が旺盛でなければダメ、例え見識があっても、柔弱な人間は役に立たないとし て、「困った時にうつむく者は役に立たず、困った時に仰向く者が役に立つ」と言った。
・職業の本義・堕落・勤労の効用
・「出処進退」…如何に「仁」を体現するか。特に「出」は目上に引き立ててもらうことの大切さと、「退」における果断と立居振舞。後始末 の立派さが全て。
・明哲保身の真義…卓越した出処進退。保身とは国家や後の世に繋がる身であること。
・存心…仁に立つ明白な行為へ(義) ・義…物事を行った後、自ら心に満足できること ・利…渋沢栄一「論語と算盤」参考 ・礼…健康、良心、有道、調和 ・中…よく礼に即して仁を成す ・器度…器量と度量。矛盾や理不尽に耐え、和らげ治める骨力(忍耐力・調和力・実行力等)を養う 次回、第三編 立命(pp360〜416)。







◇ 第8回勉強会••••••第8回 FEG勉強会、お疲れ様でした。

・陰陽論…陽が極まれば陰になり、また陰が極まれば陽になることについて、「活学」と「礼」を例示して検証しました。
・易経…自然の法則や人間の実体・本質・創造・変化に関する維新を研究した学問
・易の6義…「変化」「普遍」「明らか(創造)」「神秘」「無限」「治める」

予習、次回までにpp246〜288まで読了願います。

※「独の生活(pp283〜358)」については、六中観の「壺中有天」に相応します。
(壺中有天…世俗世界の中にある、独自の別天地。生活・社会から離れることはないが、別個の天地)。人生至る所楽しくない所はない…とい う境地に至る迄の道筋は各々の趣向による部分も多いので、ここは総論解説にとどめます。
後3回で1クール終了予定です。
次回またよろしくお願いします。







◇ 第7回勉強会 ••••••第7回 FEG勉強会、お疲れ様でした。

学問…修徳本位からはじめ、専門知識・技術の学問を付け加える(移行ではない)→生成化育、礼楽の実現
<復習事項>
・啐琢同機…自力と他力が相応じて成長していく
・学問の本義…道心の長養
・理想、志を大きく持つ
・真の社会…あくまでも人間生活の天地でなければならない。人々各々人となり、人を知り、人を愛し、人を楽しむ社会でなければならない
・いかなる人物であるか…「あなたは何であるか」+「何を形にしているか。形にしようとしているか」※形にすることが大切
→終わりよければ全て良し。礼・楽を形に!モノづくりの原点は人を幸せにすること。
・学問の深さ…一体感。自身の修養、学問のないところに人を知り人を用得ることの行われるわけはない
・環境が人を作る(孟母三遷の教え)→人が環境を作る。環境に流されてばかりいては未熟なまま。
・学問の必要手段…よき師友、活きた人物の感化、古典、歴史
・直感と概念…潜在意識と顕在意識
・学問に垣根はない。道心の発達と社会的体験に応じて、必ず木の枝が伸びるように四方に伸び通じてくるもの…縁起から始まる。挨拶を大切 に。
・限りない深化

人格修養、日常生活、社会生活から乖離しないこと。
<予習>
pp360〜383
pp407〜416
次回までに一読のこと。
宜しくお願い致します。
次回は、第二編 敬義 を進めながら、「至尊及び社稷に対する忠愛」を並行させます。
相手に寄り添う…各自、「仁」「生成化育」から考えてみて下さい。







◇ 第6回勉強会 ••••••第6回FEG勉強会

国家論にまで話は進んできましたが、パラレル(相似)に考えてみれば、孝・悌から説き明かしてきた心情と、何ら変 わりはないことに気付かれたと思います。
ここでの国家論を…と思ったのですが、「荀子」の富国編を、自分自身や自分の事業に応用してみるのも有意義だと思います。次回、荀子の富国編紹介します。
論語、渋沢栄一、浅野総一郎、安岡正篤、孟子、老荘、松下幸之助、本田宗一郎、二宮金次郎、易経…エピソードや話 で千変万化しますが本筋からは離れないよう留意しております。
また、「間合い」と「波」についても会得していきたいと思います。

復習
〜pp134
予習
pp135〜184
pp213〜229 ℓ3

次回、また宜しくお願い致します







◇ 第5回勉強会••••••お疲れ様でした。

恋愛・酒・音楽…
プラス面が大きければ大きいほど、その弊害も大きくなる危険性を孕んでいることは忘れずにいたいものです。

また、
じっくり考えるには、周囲の情報があり過ぎることは、かえってマイナスになることも肯かれる話しです。

考え方(参考)
・仁(成長・共栄・調和、道、生成化育、造化、創造、義…)に適うかどうか
・循環しているか(行き詰まりはないか)。
・物事には中心というものがある。
・発展分化(陽)と調和統一(陰)を繰り返して深化する。
・長期的、多面的、根本的に考える

エベレスト、海、草原、、、どこから掘り進めても、突き当るのは共通の場所(造化、仁等)。その場所から千変万 化、本来の自分に沿った生成化育を体現し続けていく(道)。
陰陽双方の働きで造化を体現
例)陰…知識、陽…実践
→注意)どちらか片方だけを重視しすぎると、抽象的・独善的に陥り易くなる

「六中観」
・忙中有閑…閑
・苦中有楽…楽、喜神、余裕
・死中有活…無我
・壺中有天…別天地、π(パイ)
・意中有人…師、人脈
・腹中有書…精神の背骨、愛読書







◇ 第4回勉強会 ••••••第4回 勉強会お疲れ様でした
今回は、ひとつの山場だったと思います。FEG実践哲学ともパラレルに考えてみて下さい。
孔子と盗跖、子張と満苟得と無約のやり取りから見える「矛盾」「人道」「造化」等をじっくり考えてみて下さい。
「相似」「じっくり深く考える」等の思考法で意味を深め、また広げていくことを復習してみて下さい。
例)易…トカゲ→変化→不変→明→従う→創造…。

人間の本性を知り、道理を知り、矛盾を知り、自分を知り、自分を尽くす。
次回はpp105〜145前後まで進めましょう。恋愛〜国家へと論は進みます。







◇ 第3回勉強会••••••第3回 勉強会
・予習として、pp246〜258…「社会生活 第一項 衣食と職業」も一読願います。
※第2回の最後にやった「位育参賛」を中心に本筋から書かれています。
※敬、孝…についての復習は、日常生活・社会生活の中での応用・実践にある
お互い頑張ろう


第3回 勉強会お疲れ様でした。
復習・予習 pp30〜120
参考 pp373〜383

キーワードは「相似」。

復習しながら、自分の日常生活・社会生活に実践を重ねて下さい。







◇ 第2回勉強会 ••••••お疲れ様。復習…「孝・悌」が仁の根本。
p46. 仁…「位育参賛」をする働き(人道の本質)。
p373〜378.(明の袁了凡のエピソードも参考に)
・造化(力)→敬→報恩感謝→努力→位育参賛(仁)。

第3回は、「英雄哲人に対する私淑」(〜p104)をメインに進めます。
※pp96〜98は必ず一読しておいて下さい。

・何事かを為し、創造してゆこうとする力に溢れ…
・欲求あっての克己。欲求を無視して克己が有るという道理はない。
・大いに欲求すべき。強烈に生きるべき。
・煩悩の虜になった卑しい男となることではない。
・最大の欲求、最強の生活は、常に自己犠牲と契合する。 ・主義主張の争いは無意義。







 ◇ 第1回勉強会••••••東洋倫理概論(安岡正篤 著)を副読本として行っております。