◇16. 雷地予(らいちよ)
前の「大有」を「謙」で受ければ、様々な能力や可能性の含蓄となり、これから生産活動を起こす予備力になる。
従って、「謙」のつぎは「雷地予」。
予…勢力もでき、人望も集まり、万事順調だから、「遊び、楽しむ」ことができる。それ故、誤って「怠るな」ことにもなる。これを「あらかじめ」よく考えて道理に従って行かなければならない。
→「遊び楽しむ」「怠るな」「あらかじめ」…<予の三義>。
同志を集め、勢力を大きくして、謙虚になり蓄積を経て豊かに。そして、いろんなもの(人)が付き従うようになる→「沢雷随」へ。
初6…初めに驕り楽しむくせあり。志は行き詰まる。
62…志操堅固にして怠惰逸楽を避けて努力邁進。
63…早く豪奢逸楽を悔いなければ、後悔ばかり。
94…自分より他人が有難がって自分を頼りにしてくる。
65…謙虚に。しかし志は変えず。
上6…結局、逸楽に目がくらむ。自分をかえなければならない。→上6変ずれば「火地晋」。地上に光明を放って進化する。 |
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